時々、聖天様もっているというので話を聞くと実はガネーシャさんが多いものです。
知らずに持っている方もいるけど、中には「聖天さまはお像はまつってはいけないと聞くのでガネーシャならいいですか?」と聞く方も。
ガネーシャは聖天のルーツですがヒンドゥーの神様です。
ガネーシャの仏教版が聖天様。
だからガネーシャはガネーシャです。
もとは同じでもお働きは違う方です。
ガネーシャさんは聖天様に近い存在ですが決して聖天様の代理ではありません。
同じような意味で仏教の弁才天とヒンドゥーのサラスヴァティとは違う。
祀る祀らないはその方のご自由ですが、仏教徒の私に開眼してくれと言うのはいささか無理ですね。ヒンドゥーのお寺行かないと。
私もガネーシャさんのお像をもっていますが畏敬の念をもって聖天様のルーツとして身近に置いて親しんでいます。
三井寺で受明入壇( 三井寺の受明灌頂はいわゆる他流のいう秘密入壇と同じです。両部の密印と秘密八印を伝えます。金胎両部の密印を伝えるので受明と言う。ただし、三井の阿闍梨というのは蘇悉地の受法が必要です。 )のおり、受けた三昧耶戒には異教の神を不敬にしないこととあります。
もちろん祈願もしないし開眼などはしていません。