これは残虐行為なのだろうか?トランプ氏は法にもとずいて残務をこなしているという考え方はありえないのだろうか。
連邦国家が下した判決によって任務を遂行しているのだと思うが。
それもすべて選挙に敗れた腹いせをしているかのようにいうのはどうしてなのか・・
かってわが国でも法務大臣を務めた故・鳩山邦夫氏にそういう批判があったが・・・
マスコミは彼を「死神」とまで呼んだ。
彼は「粛々として職務を遂行しているだけ」と答えた。
当時、死刑遂行を恐れる前任の法務大臣によって監獄は満杯だったという。
思うに彼は必要なことをしただけだろう。
私が彼であってもそうすると思う。
本来の職務でさえ色眼鏡で見て喧伝する。
世論と言うものは多分にマスコミの悪意によって作られる。
実に恐ろしいものだ。
知る権利などと言っても方向づけを操作されればその方向の裏づけばかりを欲しがる。
何よりも恐ろしいのはトランプ氏を悪く言えば言うほど、その人物を自分たちが選んだという判断ミスを感じるべきなのがそれがまったく棚上げになっているところだ。
ほとんど恥じ入る人はみあたらない。(共和党の一部にあるのみ)
残念ながらこれは何時の時代にもあることだ。
たとえば第二次大戦直前にムッソリーニのファシズムを熱狂的に押し上げたのはイタリヤ国民の衆愚だが、しまいには彼の死体を吊るし石を打って彼をさげすむことで彼らは自たちの責任の分離を図ったとわたしには見える。
日本の国民もシンガポール陥落で講和のチャンスもあったのを無敵の日本万歳と叫んで失わしめた。マスコミも同調した。
それでいて戦後のマスコミはすべては軍部の独裁的たくらみと言う連合軍の分断シナリオに嬉々として乗った。国民も乗った。
ともに戦った将兵はみな悪人とその手先とされた。いまでもそういう評価だ。
こういう新聞はじめマスコミを私は少しも正義などとは思わない。
利潤追求の商売以外の何物でもないだろう。それ以上のものではない。
ある意味マスコミは民衆の罪をごまかすアヘンとして機能していると言ってもいい。
だから大事にされる。
たとえトランプ氏がメチャクチャ無茶な大統領だとしてもそれを選んだのは誰だ?
それをそ知らぬふりをする世論の方が私には恐ろしい。
本当の民主主義は生贄にすべき悪者を作って吊るし上げお祭り騒ぎするることでは無かろう。
それでは結局何も学べない。
いつも自分たちの反省の上にあるべき姿を模索するべきと思うのだが。
そして我々が到達した理想の政治スタイル・民主主義にもそうした弊害がないわけでもないことをよく知らねばならない。