私の祈祷法の次第を買われた方からお電話
「大変いいでので友人のお坊さんにも購入してお送りしました」
「お買い上げありがとうございます」
「ところでわからないところお聞き居していいですか?」
「はあ、かまいませんが、・・・・で、あなた様は何流で加行されましたか?」
「私ですか?加行ってなんでしょう?私は僧侶ではないんです」
「僧侶ではない?!・・・それは残念ながらお教えできません。越三昧耶と言う宗教上の罪になるので。」
密教の次第は少なくとも密教の基礎を修行した僧侶でないとわかりません。
正規の僧侶ではない修験行者さんでも宗派に籍があるくらいでないと書いてある意味もわかりません。
以前にもそういう方がいらっしゃいましたが「前方便ってなんですか?」
「遮水作法などをいいます」
「それ、教えてください」
「ご自分の流儀でしてくださっていいんです」とまでいって
「密教の修行は初めてです」といわれる。
なかには何人かでうかがって習いたいというお電話も・・・
お求めになってもそういう方には残念ながらなにもお教えできません。密教の次第は一般本じゃなくて完全に「専門書」だということを前提にお考え下さい
もっと平たく言いうなら葬儀の次第書を一般の方が入手しても葬儀はできないのと同じ理屈です。