金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

6月陀羅尼報恩会の感想その3

 

 

先だって報恩供養会をはじめまして、陀羅尼の途中に自分の名前に「報恩謝徳」をつけてお唱えした途端、涙が溢れて止まらなくなりました。

 

最も大切な存在にもかかわらず、疎かにされている誰かさんを発見した気持ちでした。


同時に、ずっと気づいてほしくて踏ん張って頑張っているのに気づかれず、ボロボロになっている自分。その自分を初めて見つけてもらったような心境でした。私が見つけた「私」なのだと思います。 

 

自分を大切にしてこなかったから、自分を大切に扱ってくれない人が周りに集結してしまったのかもしれません。
これまでの私は、できて当たり前、もっと力をつけないと生き残れない、と自分に鞭を打ってまいりました。


良いことは神様・仏様・他人様のおかげ、悪いことは私の能力不足という思い癖が染みついており、そういう思考が自分を鍛え、成長させると思い込んでいたと思います。

 

ずっとこんな風に生きてまいりましたので、自分に感謝したり、自分を認める方法が分かりません・・・
そんな私は、とりわけて報恩供養会はずっと続けていくべきかなと思っております。

 

 

それに報恩供養会はとても幸せな気持ちになります。感謝したい方が次々と思い浮かび、嗚呼なんて幸せなのだろう、支えられているのだろう、と温かい気持ちになります。

 

また先日の滅罪会は倒れたばかりで1日しか参加できなかったのですが、大森先生と参加者の皆様にどれだけ支えられているかを感じました。弱っている自分を底から持ち上げ、上から引っ張ってくださるような頼もしいお力でした。

 

 

大森先生にご縁いただきましたこと、ご指導いただき、お心にかけてくださっておりますこと、心から感謝申し上げます。


このような尊いご縁を頂戴したことを励みに、自分を大切にし、さらに報恩供養会に精進してまいります。

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

 


f:id:oomorigijyou:20210604201757j:image