金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

神様と連絡をつける  善龍庵

 

インド哲学の大家でヨーガ禅の普及に貢献された、元大阪大学の名誉教授、故佐保田鶴治先生の『ヨーガ禅道話』に次のような興味深い話が書いてある。

 

佐保田先生が言う神様とは、仏菩薩明王を始め諸天善神やご眷属、氏神様や屋敷神、諸鬼神、守護霊なども含んでいる広い意味であると考えられる。

 

先生の道場に一度お参りしたことがあるがヨーガのアーサナをする前に必ずお経と観音様の真言、インドのマントラを唱えていた。

佐保田先生は身と口と心による修行が神様と連絡する方法であるとしている。

 

私は体験的に感謝と祝福の祈りと御供養、懺悔、積善が神様と連絡する方法であると思う。まぁ結局は同じかもしれませんが。

 

佐保田鶴治著『ヨーガ禅道話』人文書院刊から引用

 

最近の心霊科学では、どのような人でもその人に好意を持つ神様は必ずおられると考えています。

 

よく私には神様がおられないからこんなに不幸になるという人がいますがそれは間違いです。

皆さんには好意を持たれる神様が必ず何人かおられますが、うまくいかないのは神様とその人との連絡がつかないからです。

 

連絡がつかないと神様は助けることができないのですね。

 

ここでこうして拝んでいるとだんだん神様と連絡がついてきます。

 

一柱や二柱ではなく100柱1000柱と多くの神様に助けられる人もいます。

 

私には相当数の神様が好意を持ってくださっていると自分では信じています

 

自分に好意を持ってくださる神様と連絡が着くと色々な災いを逃れることが出来ますし、

大難を小難に済ますこともできるでしょう。

 

そのような力を神様は持っておられます。

 

災いを全部消してしまうことは神様でもできません。これは自分でやるしかありません。

 

自分がしたこと自分が招いたことを完全に無くす事は自分の努力による以外に方法はありませんが、どうしても逃げられない災いでも耐えられる程度にする力が神様にはあります。

 

ですから我々はこうしておれるのですよ。

 

神様は世界にはいないと信じる人もこの世にはたくさんいますが、そういう人にとっては神様はおられないのと同然で神様はどうすることもできません

 

ですから悪い運命ならば、その人は徹頭徹尾悪い運命に会います。

クッションがないのですからね。

こういうふうに私たちは考えています。


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大日如来 撮影Mさん