金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

呪詛の原理

話しついでに術者の呪詛と一般の怨念はどう違うか。

術者も呪詛も依頼人の呪詛を主にすることは同じ。

大体が術者にとって標的はなんの恨みもない人ですから。

だから呪詛自体は依頼人の念を使う。

そこは同じだが・・・

術者がやるのは同調するほかの魔が寄ってきてそれが増幅されるんですね。

 

菅原道真公は讒言のせいで島流しになり、筑紫の天拝山に登って連日呪詛した。

それに色々まつろわぬ霊が便乗する。だから紫宸殿が焼亡するようなことも起きて来る。道真さんの霊だけじゃない。それらが想いを一つにして加勢するんです。

暴力デモみたいなもの。その旗頭になればほかの霊の力を束ねて大きい破壊力を出せる。

だから道真公を拝めば背後の無数の御霊神も拝むことになる。

結構怖いんですね、天神様は。

 

 

 

呪詛の術者は知ると知らざるとにかかわらずそれをしている。

そういう構造がないと効かない。

 

だけど呪詛が良く効く人はそう言う霊に取り巻かれてるからよくはならないね。

祈願も禍々しいことだけ良く効く。いいことはひとつもない。

やるもんじゃない。

 そういう生き方しかできない人でないとやれないし、もたない。

 

ただしまともな守護神霊が背後にいるなら。それがまず呪詛自体を邪魔する。

それでもやめなければ愛想つかして離れるかです。

 

ある霊能者の体験、あんまりひどいことされたので念力送ってやろうとしたことがあるけど、瞬間的に上から霊的なざるみたいのかぶせられてできなかったという。

正しい守護神のいる証拠だ。

本当に理不尽と判断されたなら、祈らなくても影の眷属が勝手に処理するだろう。

そういう隠密集みたいのもいる。