金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

月例祈祷の意味

月例祈禱というのは私の師匠の寺から継承するスタイルです。

でも師匠が作ったわけじゃない。「月参り」といい昔からある習慣です。

お薬師様の8日、お不動様の28日、観音様の18日みたいにや毎月の縁日に祈願するのと同じ。

ほかにも周期はいろいろ、正月・五月・九月の正五九参りや年一回のお参りとか。

ある特定の祈願の成就を毎月継続的にずっとお祈りしていく。

内容はいろいろ、良縁とか病気平癒とか商売繁盛みたいなものもあるけど身体健康とか家内安全みたいなざっくりしたものもある。

 

月例祈祷は祈祷の効果を持続させるということですが、一回だけでいいという人もある。

こういう祈祷スタイルの存在意義は継続していく意味があると思う方のみということになる。

思わない方もある。一般にはそのほうがはるかに多いかも知れませんね。

 

もちろんそのために単発の御祈願もある。

何をどう頼むかはその人の自由ですが、例えば難病や重い病みたいなものを、実際一回拝んでそれでよくなるというのは難しいと思う。

逆に手術とか交渉事ならそうでしょうけどね。日時も決まっていて、終わればもう祈願は必要がないですから。

そういうのはもちろん単発祈祷です。

 

でも、そうでなくても月々拝むのはお金が無駄とか思う人はまあ、その人のお考え次第です。

でも、逆にずっと拝んでもらいたい人もいる。

講員様の祈願はそういう人向き。

そういうのは信頼関係がある程度ないとできません。

だから外部の方はしません。

もちろん、講員さんでも単発の祈願もあるけどね。

 

でも気のものなので、一回だけでいいとのは何にもうちに頼まなくてもいいと思う。

うちに頼む意味は薄いかも。

それなら有名な地域の神社仏閣様でどうぞ。

 

ただどんな祈願でも継続する場合は四か月は続けてみたらいいと思う。

なぜなら第一回の運の変わり目は四か月目に来るので。

 単発の祈祷でも四か月間、同じ内容で続ければ同じことです。