自民党であろうが野党政権であろうがいずれ選択的夫婦別姓は必ず来るだろう。
その時、混乱をきわめるのは先祖供養である。葬儀である。
そしてそれ以上に相続問題であろう。
場合によって名だたる名家が消失することになる。
未亡人が別姓なら墓の管理放棄もありうる。
すなわちこれは歴史の消失にもつながる。
過去のリセットだ。
まさに明治維新、大東亜戦争の敗北に次ぐ静かな転換が訪れようとしている。
私は基本的に反対だが、必ず時代の流れはそうなるだろう。
いたずらに反対というよりいかに対処していくべきかが問われる課題だ。
私の国を愛するということは多分に歴史と伝統を愛することだ。
これでは愛すべきものが消えてしまうかもしれない。
それでいいのだろうか。
そういうことを考えて物を言っているのだろうか。
夫婦別性のなじまぬ日本で家を二分して騒動を起こす原因になりかねない。
もはや家庭というのものの留め金は存在しなくなる。