金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

新たに家族になるのに性愛は必要か?映画「猫物件」

今日みた今一つの映画。実はこっちが私の本命。

 🐱を愛する働いたことのない青年とシェアハウスで共同生活する4人の男性。

仕事の出身もバラバラ。共通点は若い男性でみな自分の夢があり🐱好きだというだけのこと。

彼らを結び付けているのは結局は猫という存在だけ。

でも主人公の二星青年は彼らを家族だという。

 

そんな奇天烈な映画でテレビシリーズの続編です。

私より少し前の世代にはなんだかわけわからない映画かもしれません。

いい若い者が集まって猫をめでる?

何故猫なんだ?男ならやっぱ犬だろ!という人もいるでしょうね。

 

この映画は恋愛関係らしき関係はほとんど存在しない。

近いものがあったにしても子供時代の猫が介在する淡いあこがれだけ。恋のかたちにはなっていない。

二星青年を支える不動産会社の女性は親切に肩入れする理由を決して「あなたが好きだから」とは言わなかった。彼女の口から出たのは子供時代に励まされた「恩返し」という言葉だ。

そして、ここに新しい家族の在り方があるのかもしれないという不思議な映画

彼らの間には性愛はない。ゲイの人は出てこない。

抑々新たに人が家族になるのに今の結婚のように性愛は必要ないのではないか。

私はそんな世の中もまた面白いのではないかと思うが…皆さんはいかがであろうか。