金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

奉仕の心 平等の心

こんなに良くしてるのに振り向いてくれない。

恋愛のことじゃないですよ。

信仰の話。

お寺などでいそいそやってきていろいろしてくださる方はありがたい。

あるいはドドンと奉納する。毎度毎度何かしらいいもの持ってくる。

でもそれは本尊に対する奉仕だと思わないといけません。

何かそういうのに対して優遇や特別扱いしてくれてもよさそうじゃないか・・・というところから邪道に入る。

それを優遇したりしないならいいけどしてしまえばそこからおかしなことになる。

信者に差ができる。

しまいには信者の間でえらいえらくないができて席次がどうのと勝手に決めたりする。

それで違うとか言ってもめる。

バカバカしい。

うちはそういう席次などない。

改まった席の信徒総代さんとかなら別ですけど。

逆に遠慮して人数が少ないのに遠くの方に座っていたりすると、わざと「なんだ。あんたって、本尊さまのことキライなんだね。」といったりもする。

 

前の前の長吏様は本山の行事にお手伝いに行ったおりに、何かご挨拶に持ってくと御念珠をくださった。

高価なえりすぐったものを持っていこうと、念珠より明らかに値の安い進物でも同じだった。

そんな粗末な物持って行ってしまった!と思うけど同じ。

さすがだな。

なるほどそうあるべきだと思いました。