大分、前のことだが祈祷札のお名前の字が一文字違うというのでお叱りの電話をいただいた。
えらくご立腹だ。
「それは大変すみません、すぐに替えさせていただきます」と言ったら
「オイ、待てよ。これ私が気が付かなきゃそのままなんだろう。どうなるんだ!納得いかない。」といわれるので
「どうなるかですか?・・・誰も気がつなきゃ勿論そのままですね。そうでしょ。気が付いて知らせてくださったから良かったけど。」と言ったら黙った。
そこをもっと「詫びろ!」といいたいのだろう。
自分の間違いで人の神経を逆なでする気はないが、なおせば済むことで無茶苦茶を言われても延々と謝罪し続けるということまでは私はしない。
デパートのクレーム係ではない。
というよりそんなことはできない性分だ。
間違いは迅速に訂正はするが過ぎた感情の処理まではしません
納得いかないなら「ではどのようにさせていただきますか?」というほかない。
勿論こういう時に「納得いかないから金は払わない」というなら即座に「結構です」というだろう。
訂正できるものはする。できないものはできない。それしかないでしょう。
ま。この方はお金を払わないとまでは言わなかったし、その後実際に有難く頂戴した。
ところが、この方、何を感ちがいしたか、半年以上たって私の口座に大きなお金を誤入金された。
振り込んでから半月ほどたっていたと思う。気が付いていないのだろう。
もちろんすぐに通知してお返しすることにしたが、「これから口頭で番号いうのでその口座に振り込んでくれ」という。
「また間違ったらあとで困るのでそれは 電話じゃダメですね。文書でください。」と言ったら「いや、ここに通帳持っていますから読みあげます」というので応じた。
さすがに最後には「迷惑かけてすみません」とは言われた。
これだって私が気が付いたからこそお返しできたので、双方気が付かねば仕方のない事だろう。
でも、人というものはいつどんな間違いをするかわからないので、あまり偉そうにするものじゃないな…とこの方から教わった気がした。
そこは正直「ありがとうございました。」とお礼を言いたい