「専守防衛を果たすためにこそ核武装化が必要かもしれない。」
昔、口にすることもはばかられたことだが、そういう論議も大真面目にされるようになってきた。
ウクライナは大国主導の核不拡散に載せられたために結果、ロシアに攻め込まれたという見方も成り立つからだろう。
悲しいかな。
核不拡散などと言っても、その実際は大国だけが核を独占するための言い訳にしかなっていない。それはみな知っていることだ。
若しもウクライナがロシアの侵略を退ければ、その後は今度こそ核武装するだろう。
それを「やめろ」と制止できる国はあるだろうか。
アメリカも含めてないと思う。
真実の核不拡散は大国の核兵器の廃絶からなされなければその実現はならないだろう。
だがそんなことしっこないよね。
核不拡散条約自体が平和を望む考えが根底にあるわけではなく、核保有国がなれ合ったただの戦略にすぎないだからだ。
人間はなにも学ばない。有史以前から今日ただいままで殺しあいだ。
どんな科学技術が進んでも変わらないだろう。
より効率よく人を殺すことを考えるだけのことだ。
業の深い話だ。