人に世話をかけたくない。最近は子供がいる人でさえそう思う。
ましてや身寄りがないなら余計だが、「ぴんぴんころり」を望む人は多いが、本当にそれが良い最後かどうかは少し疑問だ。
おたがいが世話をかけあう。そういう学びこそが人には必要ではないか。
たとえ身寄りがなくても社会に迷惑をかけてもそれで良いと思う。
そういう社会認識がやしなわれていくことがこれからは大事なのではないか。そして自分自身が世話になっても良いとそう思えるような人や社会を助けていく生き方をすべきだ。
これは左翼の人が大好きな国民の権利とかそういう話じゃない。
こういうものまでも法律化すればするほど社会はダメで非情になる。
これは社会認識の話だ。
よく、昔は子供のころおむつの世話になった恩返しということをいって嫌がらずに老衰の親を見たものだ。
それが人の在り方だろう。
動物は産んだ子は可愛がるが孝行はない。
人なればこそだ。
便利になればなるほど人が人を思いやらない社会になる。
そこに気が付かないと終いには人間らしい思いやりもまったくなくなると思う。
またよくよく考えてみれば元気で急死などはあり得ない。
事故や殺人でもないなら普通はないだろう。