言葉というものは必ずその人に帰っていく。
人の嫌がることをチクチク言って喜ぶ人、人をくさして悦にいる人間というのがいるが、これは好んでそのつど毒を喰らっているのと同じ。
その人の言葉など受け取らねばそれで終わり。
しまいにはそうなる。
だがその毒を吐くひと本人はそうはいかない。
毒が回り切って最後の最後には人が誰もよりつかない鼻つまみの淋しい人生になる。
そんな人が「人間は所詮一人だ」などとわかったようなこと言ってもお笑い草だ。
人生を達観できているわけでも人間というものがわかっているわけでもない。
それは自分が一人になるようなことをして来ただけだ。
モノ言う前になぜそれを言うのか?
それを言う目的は一体何かを考えるべきだね。
そこから変わるしかない。