降伏は下の悉地であり、いわば漢方の下薬に相当する話をしました。
効き目はあっても副作用もある。
これに対して上悉地は何か。「息災法」です。
漢方の考えでいうなら「上薬」。
上薬とは劇的作用もないが、日々服用してさしつかなく確実に健康を支えるものです。
上薬とはどんなものかというと、早い話が食べものに類するようなものです。
なので祈祷でも私は一番勧めるのは「仏所護念」
ああしてこうしてではなく、仏様に普く加護を頂くという意味です。
息災の祈願も災いが起きてからの祈願と日常の祈願では違う。
病気になってから医者よ薬よというのと、未病のうちに養生して抑え込むのは違うでしょう。
こういってはなんですが「仏所護念;はわかりやすくいうとお任せ寿司みたいなもんかも。(笑)