ただうまれ ただ死んでいく 人の身は
ただよりただの 夢の旅かな
羽田談 「二十一世紀の健康を考える会」の小林先生は超能力者と言っていい方だが
講習会に行ったら「今年、ようやく45歳の誕生日を迎え、人生の終わりが少し近づいてほっとしています」と言われていたのを思い出す。
生きているのがしんどいなあ・・・・という実感なのだろう。
神通広大なこの方にしてこうなのだ。
だがその思い全く分からなくはない。
同時にいざとなったらいつまでもどこまでも死にたくないのが人間でもある。
人生が辛くて死にたい人よ。
死に急ぐなかれ。必ず死ぬ。
それまでに花もあれば実もあるかもしれない。
まあ、いずれにしてもそれもなくなるのだが。
あってもなくても個人の体験の範囲として考えるならばあるいは同じことかも知れない。
思うように花らしい花もさかなくても、実らしい実もみのらなくとも一生は一生。
しまいには皆おいて逝くのだから。
それでよしとすればそれでよいのだ。自己満足に徹すべし。
それらは所詮、あなたの真実の目的ではないのだ。
生きていることはそれがそのまま生きる目的だ。
生まれてきたのに誰かがつけた理由なんかない。
なんかのためにしかたなく生きてるわけではない。
生きるをただ喜ぶべし。この世のことはどうあれ、それは生きているうちだけのこと。
だから「ただよりただの 夢の旅かな」