誰とでも仲の良い人はいる。
そういう人は攻撃されたり、悪く言われてもあえて強く抗議もしない。
「ああ、そうなんだ」でおわり
仲がよいといってもフレンドリーな態度で接してもつるんだりもしない。
それは実はある意味、人間関係を離れているからできることだろう。
愛だの 信頼だの 友情だの と二言目には大仰に言う人は往々にして騒動に巻き込まれ、また自分も台風の目のようになって拡大する。
よせばいいのに、義理だ恩だとろくでもない人とも仲良くしよう。
理解しようと無益な愛想を振りまき、挙句に結局悪事に与するように悪しざまに言われたりもする。
誰とでも仲良くできる秘訣は、誤解を畏れず言えば実は誰とも仲良しではないのだと思う。
誰かしらに特別な想いを寄せてはいないというのが事実だ。
これは釈尊の言われた「サイの角の如く一人行きなさい」というのと同じことだ思っています。
その心あればこそ誰にも等しく接せられよう。