金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

毒入りの盃はまっぷたつ 裸の女性で誘惑させたライバルは圧死 厳格な修道士の起こした「奇跡」   

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実に見事なことだ。敬服するほかない。

ベネデイクトゥス修道士はそれだけ守護精霊に愛された人だったのだろう。

宗教者はこうでなければならない。

私はクリスチャンではないが宗教にはどれも守護精霊がいる。

仏教でいえば護法神だ。

それに類する働きはどの宗教でもあるだろう。

だから奇跡があるからといって唯一の正しい宗教なのだとかも判断の基準にはならない。本来はあって当たり前だからだ。

 

この話の悪司祭フロレンテイウスは建物の下敷きになり圧死した。

それもそうした精霊の働きだと思う。いわゆる天罰だ。

最近は「天罰」においても人命がどうこうと批判がましいことをいうが我々の価値基準が必ずしも通用する世界ばかりではない。

精精霊は異界のものたちだ。

彼らにしてみれば必ずしも「どういう悪人であれ、人の命より尊いものはない」などと思っているわけではない。

それは傲慢な思い込みだ。