稲荷信仰は複数している人が多いかもしれません。
私のいろいろご教導いただいた大僧正も「伏見稲荷と豊川稲荷と最上稲荷も合わせて拝んどるんだ」と言っていました。
うちにも色々お稲荷さまはいます。
飯縄様も稲荷と言えばお稲荷様の側面はある。
古いダキニ天のお社、開扉してみたら飯縄様ということはあります。
おなじみのK師が私のもとに運んできてくれた飯縄様も実は稲荷社にいた方です。
稲荷様は神祇の側面がある。
神祇というのはそれぞれ出現の理由も異なる。
例えば山王神社と大三輪神社はともにオオナムチつまり大国さんですがいっしょに信仰してお祈りしても全然不思議はない。それぞれに縁起が違うからです。
これに対して純粋に密教的な尊格である聖天さまなんかはいくつも信仰する必要はない。
つまりご出現の目的(誓願)が同じだからです。