日曜日のNHKの動物番組で「龍」の特集があった。
龍のイメージは架空ではあってもモデルはあるという。
日本で発見された七メートルにもなるマチカネワニ。
中国には3000年前くらい前までには近縁種がいたそうな。
発遣されたワニの骨には人がつけたらしい刃物の傷もあるらしい。
どうもこの大型のワニが龍のモデルだという説がある。
竜師という官職が古代中国にはみられるが、神聖な動物とされた龍(大型ワニ)を専門に扱う人が宮中にはいたかのもしれない。
日本神話でも神武天皇の育てのお母さんは八尋ワニという巨大ワニ。
それでトヨタマヒメイア属という属名があってマチカネワニさんはそこに充当されています。トヨタマヒメイア・マチカネンシスというのが学名。
最近の日本神話の研究はワニ=必ずしも鮫ではないという説が有力なようです。
かの民俗学の御大・柳田邦夫先生もワニ派。
イリエワニなどのワニは海洋性で海もわたった可能性がある。
つまり、私たち日本人のトーテムはワニ(竜)なんですね。