金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

「もう吐くものはない」という夢 准胝独部法

准胝独部法をしている在家行者さん。

前は一日400辺がせいぜいでしんどくてしんどくて・・・200辺唱えるだけすごく苦痛だったらしい。

それが10万遍超えたらドンドン楽になったという。

1000辺も楽々できる。

夢の中で何か何度か吐くのだが、もう吐くものがなく、白いものを吐き出した。

白いコメを吐けば業の清浄を得たと儀軌にはある。

 

真言をとなえられない、遅々として進まぬというのはそれだけカルマの抵抗があるのだと思う。

はじめた行はやり遂げねばならない。

伝授しても一向にすすまず、やる気のない行者に、いついつまでに終わらない場合は「やる気がもうない?」それならばもう当院を去ってていただくと言ったところ、やっと終った方もいた。

行というのはそれだけ厳しいものだ。

「金を払ったのだからやってもたらないでも勝手」ではない。

そう言う考えの人は問題外です。

授けたほうにも責任がある。

良くお問い合わせがある法だが講員さんや有縁の御僧侶以外には授けない。

そこは在家だからいい加減でいいということではない。