金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

人生は春夏秋冬

災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候

 

これは良寛さんのお言葉、

なんだよ。バカバカしいい。これって意味ないよね って思う人もいるかもしれませんが、良寛さんはまことの苦しみは災難以上に、それを思い悩み苦しむことと思ったのでしょうね。

災難も苦しみも死も所詮なくならない。

どんと胸で受け止めろと言うことかな。

人生には春夏秋冬がある。

凍えるほどに寒いかと思えば焼けるように暑い時もある。

丁度いいかなと思えばさにあらず、急に冷えたり、蒸したりもある。

お寒うございます、お暑うございます。は時候の挨拶でしょ。

人生もそんなのは当たり前、そういうことだろう。