金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

華が開く木だったからこそ

私の門下で独立した人は結構いる。

なのでよく行者を育て上げると言われることもある。

昨日、車中でそんな話が出た。

人としゃべりながらいても、霊狐さんは私の脳に語りかけてくる。

 

霊狐さんにいわせると

「いかに育てようとも枯れ木に花は割かぬ。桜の花咲くものは

桜だったのだ。梅の花さくものは梅の木だったことがわかる。

お前はただその樹木の世話したにすぎぬ。お前がいかに世話しても枯れ木なら花は咲くまいぞ。ただそれだけだ。思い上がってはならぬぞ。」といわれた。

ふりかえりみて確かにそうだと思う。

まことに失礼ながら枯れ木と思う人の養成は断ってきたと思う。