金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

サウジアラビアで女性候補20人当選!

サウジアラビアで初めて女性候補が選挙に立ち20人当選とききました。
初めての女性参加選挙で20人は凄いですね。
今までは選挙権すらなかったそうです。又、女性は自動車運転禁止といういう御国柄。
でも準備はできていた様な感じ。
女性の投票率は10パーセントなのでどうしても男性票がたよりだったそうです。
サウジの男性の考え方もまた変わってきたということでしょう。
此れからアラブも変わっていくのでしょう。
それを考えると時代の要求に正面から逆行するISなどにはどんなに暴れようが長い目で見れば日の目はないでしょう。

今回のこのニュースにベルリンの壁の崩壊を思い出します。東西統一の準備が誰云うとなく皆の心の中にできていたから壁はなくなりました。
でも、こうしたミラクルは突然起こるのではなく実は啓蒙がなされていたということでしょう。
だから世の中が変わるのは自由な思想が許されないと無理ですね。
日本は自由な思想が許されている割には頭固すぎじゃないですか。
いつも皆がウンと言わないといけないような感じ。
自分と違う思想を叩くより自分の発想を広げた方がいいのにと思う。
それでもって何かというとつまらない言葉尻をとらえて詫びろだの辞職しろだの言う。群れていないと不安なんだね。雑魚根性です。
言葉狩りもそうだと思う。
私は旅館に行けば「女中さん」と臆面なくいいます。「仲居さん」なんてのは上方の言い方です。言い方が違うだけでしょう。
女中のどこがいけないのかわからない。昔は身分ある女性が御女中です。
女という字がついてるからでしょうか?私的に言えばその考えの方が女性蔑視ですね。
だから出る釘はすぐに打っておく。それで「こんなのよくないよね?とんでもないよね。」と共感を確認し合う。
そうやって「常識作り」をせっせとしていく国だから「法律」や『条例」も凄い数です。
発想は同じだと思う。
ルールがシッカリしていれば例外なく対応できると思うのでしょう。
でもそうすると一部の人の作ったルールが仕事して人は何も考えない国になる。
良い点もあるだろうけどこの方向性一辺倒は何か大事なものを失うのじゃなかろうか。
みんなと違うのはダメ。その「みんな」っていうには実はそうやって日々作られているくだらない常識かも。
そんなことに世間もジャーナリズムも目を光らせて肩詰まらせているよりもっと無遠慮にいいたいこといって自由な発想を膨らませた方がいいと思います。
遠慮なく気兼ねなく自由な発想を展開するそういう国こそが若さと発展性のある国です。老人の様に分別くさくなったら国としての「若さ」は失われる。
分別臭い若者がいっぱいの国。日本。
ひょっとするとその点は、何かと比較される中国や韓国の方がまだしもかも。

そして、これからのアラブには目が離せません。
自由に定型はないのにみんな鋳型に入れようとする変な国、日本。
もっと手に入れた自由を有効に使ったらと思う。