金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

青森霊場めぐり2

さて二日目、恐山を後にフェリーで陸奥湾を渡るべく脇野沢港へ。むこうにみえるのは鯛島です。そういえば鯛の格好していますね。
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甲板から対岸蟹田を望む。船に乗るとなぜか勇壮な気分になります。やはり海洋民族の血なのかな。
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ここが岩木山神社。いわゆる素晴らしく気のいい所ですね。
松の香りがかぐわしい霊場。彫刻は美しく彩られ「奥日光」の異名もあるそうです。これは中神門。
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ここもすごい霊威。社殿右奥の白雲龍神様。
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八合目まで行きました。岩木山です。なんて清々しいお山でしょう。
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日本海が見えます。このあと星野リゾート界津軽に宿泊。良いお宿でした。

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三日目は弘前の猿賀神社。その昔は猿賀深沙権現で深沙大王の霊場。
今日は曇り、津軽富士の異名ある岩木山を左手に遠く見て進みます。
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こんな話があります。
真言宗の大徳のО大僧正が子供のころ大病して寝ていたら、大蛇と馬が来て布団の周りを廻ったといいます。
実は馬は八幡宮。大蛇は猿賀権現であって見舞いに来てきてくださったそうです。子供時代から信仰深い大僧正にはそんな体験があったと聞きました。ここも広く清々しいお社でした。

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私の深沙様は理趣分の守護神だし、諸尊のなかでも深く信仰しているのでしっかりお参りします。この辺額の神さびて素晴らしい事!
お宮のお話ではここはかって津軽の天台宗の牙城、二十もの天台宗寺院が軒を連ねていたらしい。
今は二ヶ寺を残すのみだそう。こちらでは厄除け祈願していただきました。

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こちら門前のお寺。天台宗の神宮寺でお不動様の霊場。
大きなわらじがかかってますね。お不動さまのかな。  

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深沙大王と言えば水がつきもの。龍神の一種なので。
社殿も龍の彫刻がいっぱいの権現作りです。
こちらは蓮池。
猿賀公園の蓮池はおそらく昔の境内地ですね。宗像宮と山王宮が橋でつ
ないだ池の真ん中にまつられています。
山王様があるのはいかにも旧天台の霊場らしいですね。
今では御祭神は少彦名命ですが境内に薬師堂もありました。
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美しい蓮。これは一面咲いてます。
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最後は弘前城の天守閣と勝手の弘前図書館、天守閣はきわめて小さいものですが当時のまま。お城の真ん中でなく巽にあったらしい。
弘前図書館は奏者な洋館です。今は図書館としては使われていません。
弘前の古い建物には結構いわゆる洋館作りが残ります。

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雨足が強くなってきました。台風20号の迫る中、東京に帰るべく弘前駅に・・・