金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

聖天像 材質のお話

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今日の大森先生の伝法は聖天様。何人かの聖天行者もよい機会と集いました。

そのなかである有名な聖天様の御住職が木天のほうが金属像よりも拝みやすいと話されていたというお話が出ました。

わが師もオリジナリティから言えば木天ほらせるの一番いいだろうといっていた。

儀軌には木ではいけないと書いてあるわけではない。ちゃんと木で作ってもいいとある。

 

今日出席した伊矢野先生が拝んでいるのも木天さん。

浮いたりしないかというと松の芯で作ってあるの重いし、植物の脂身なので油をはじいて浴湯がいらないとのこと。

この天尊は直に拝ませていただいたことがあります。

 

浴湯が要らないというよりしては体験的に絶対しては駄目なのは鉄天。

錆びます!(笑)

 

いっぽう、金属像では金天が俗に一番いいと言うが、金天は障礙が出ることが多いというお話もありましたが・・・。

うちは近年、金天を勧請しましたが今のところ、さいわい障礙は出ていないと思います。

 

ただ金天は拝むとご利益の賞罰がはっきり出るとは感じていますので、間違いがあればそれは大きいことになるかもしれないと思います。

 

ほかには聖天様は言ったとおりにしてしまうので下手なことは祈れないというお話も。

なるほどと思う話も多く。聖天を拝む身の上ではなかなか有意義な一日でした。

 大森先生ありがとうございました。