金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

坊主が仏教を抜いてたまるか

昨日、瞑想がはやっているという放送していた。

マインドフルネスとかいうやつ。インド由来とかいっていたけど。

 

f:id:konjichoin:20200120071018p:plain


宗教色抜いて教えているので大人気なんだそうです。「宗教とか怪しいのじゃないから安心です。」とインタビューに答えている女の方がいました。

こういう流れに加担することは宗教否定に加担するのとかわらない。

 

とはいえそれはそれでやることはどうあれ自由ではあります。人のやることに口出しはしません。

だから知ったことじゃないけど。わたし個人は宗教者なのでそういうのは真逆の人間ですね。

加担しません。宗教人のすることとは思わない。

 

以前、瞑想やりたいという人いたけど、宗教抜きの既存の瞑想はそもそもないんじゃないかな。宗教抜きならカルチャーセンターでいいでしょう。そんなことしたいなら寺は場違い。

 

この間「無宗教の葬儀が人気なんです。これから仏教抜きの葬式も斡旋していくんです。」といったお坊さんももう相手にしないことにしました。

伝法とからも一切外します。その一言でもう仲間ではない。

その人は誤解だとか言いますが誤解もへちまもない。

お詫びメールが来たけど「わたしはこれからも今までも僧侶として恥ずかしいことはしません。」と言う一言があったので、・・・ということは反省はする気ないようですからこのメールで彼は何をお詫びしたいんだろう?

わけわからん。お前は誤解していると丁寧に言っているのだろうか。

 

それはどうであっても彼の自由ですがもう付き合わないのも私の自由です。

 

葬儀屋さんは商売だからそれでいいでしょうが、坊さんが無宗教に加担するのは私には理解できない。

そもそもこの方の持論は「仏教で一番大事なものはお金」だそうですから考えそうなことです。聞いてのけぞった。

 

お誘いがあっても一般講座で密教占星術を教えないのも、一般の人に個人教授をしないのもあくまで密教という宗教とセットだからです。

密教抜きは無理だし、何よりしたくない。

金さえもらえば枠組みずらすというのは私的には外道だと思っていますので。