七仏八菩薩大陀羅尼神咒経の末尾に滅淫欲我慢陀羅尼と言うのがある。
何を思ったか「すごい名前の陀羅尼ですね」と言った人がいたが「淫欲を滅して我慢する」意味ではない。
淫欲と我慢を滅する意味である。
ここで言う我慢は辛抱のことでありません。
慢心のことです。
淫欲熾盛の人は我もまた強いのである。
色に迷った人などに唱えて頭を冷やさすによいという。
なかなか唱えにくい語呂の悪い陀羅尼であるがよく効く。
むかし我が白戸師匠の師匠大西師が「お前の命式は色情の災いがある」と言うのでこの御守りを作ってくれたという。
でもそのお守りを入れた財布を汽車の中ですられてしまったという。
師匠は財布すったスリはもてなくなって困ったことだろうと笑っていた。
この御真言は文殊様の真言です。文殊は童真菩薩と言って童子形で表現します。
性欲の未だおこらぬうちの子供の姿を現している。
最近の子供はかなりそこだけは成長しているようですが・・・