ご先祖供養と言うと普通は仏教ですが・・・ご先祖への祈願は?
それは神道です。
死んだお父さんとかに祈願する気持ちはわかるけど・・・そういう新しい霊はまだ子孫を救う力は多くの場合はありません。
年降りたる霊にこそある。
神道のお宮はもともと各地の部族神です。氏神ともいう。
日本がまとまってお伊勢様中心になった。
お伊勢様は大まかに言えば日本人全部の総氏神です。
大体世界の神様と言うのはそんな感じのものが多い。
エホバだってセム族の部族神だった。
皆太古の昔は自分たちの世界観が狭い。
自分たちの世界がすべて。だから神様の守備範囲もそこまで。
結婚とか子供が欲しいとか縦の線の問題は氏神様。
観音様やお不動様、聖天さんに祈願するのに合わせて参りしておくべきです。
今は生れてから代々一つのところには住んでいないから氏神様と言っても判らない。
だったらずっと遡ってもいい。
例えばわたしはハネダですからルーツは秦氏から出た名前。
うちの場合は羽田神社と言うのが真壁郡の方にあって伊弉諾尊だというけど、そういうのでなくても秦氏の氏神つまりお稲荷様でいいわけです。
佐藤さんとは藤原さんなら藤が付くので藤原の氏神、春日大社でもいい。
そういうのもわからないなら大体源氏系か平家系で分けて源氏は八幡様 平家は平安神宮や厳島神社でもいい。
氏神様系統でないとお参りに意味ないとかは決して言いませんが、氏神系統にはそういう強みはある。
先祖は「生みの子の八十続きに…」を願っていますからそういう祈願は氏神に強みがあるわけです。
霊狐さんにいわすと「氏神に参っても○○神という一柱が動くわけではない。氏神は名前は一つでも働くのは一柱ではない。
その者の氏の系統の中で縁の強いものがまとまって動いてくれる。だから心強いのだ。」とのこと。
今は氏神が分からなくなってきていますが、そういう意味では結婚や出産の御加護は昔より受けづらいのかもしれません。
氏神が全然わかんないなら大本の大本であるお伊勢参りもいいでしょう。
ただしお伊勢様は祈願はふつう致しません。日本の御国に生まれそこに息つくものとしての感謝のお参りです。
でも・・・ただ一か所して祈願をしてよいという場所があります。
お宮で聞いてみて。