金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

祀り方が悪いから罰があたった?

聖天信仰の質問

ある病気の方、およその信者様ですが…お札の祀り方がなにか良くないから、忙しさにかまけてお参りがなかなかできないから「病気になったのでは?」と言う質問。

もちろん、お参りもすべきだし。お供物あげたりお水あげたりもしてほしいですね。

そうでないと祀っている意味がない。

・・・でもあまり拝めないから、お祀りしてある場所が寝室だから、なかなかお供物があげられないからと言ってそんなことで罰など当たりません。

特に寝室と同じ部屋だからダメと言うならそんなこと言えばワンルームマンションの人はお札はお祀りできないことになる。

 

第一、自在神力の聖天様が紙や木のお札に閉じ込められてるなんてありえない。

お供物を上げなくても拝まなくても聖天様は少しも困らない。

損するのはあなたです。聖天様ではない。

お札は電話のような窓口的なものです。

あなたと聖天さまが繫がるためのツールです。

つながらなければ、いくらご祈祷してもらろうと折角のお札もただの紙切れということ。

 

昔、お社に石投げて腕が中から腐った人がいた。

その話を師匠にしたら「その人は信仰に縁があるね」といわれた。

信仰に縁あればこそ罰と言う名のおさとしもいただけるのです。

利益なくして罰なく、罰無くして利益なしです。