飯縄様と秋葉様はよく似ています。
どう見わけますかと言う質問。
飯縄様はお体はインド風の条帛でお不動さまと同じ。
秋葉様も基本そうですが結袈裟と言う梵天(ふさふさ)のついた袈裟をお召しです。
これは秋葉様は三尺坊と言って修験者つまり山伏でした。
この名前は三尺ふわりと浮くことができたことからついたそうです。
羽黒山の護法飛びなど、山伏が飛んでふわりと着地する。
そんな感じだったかも。
そして山伏に欠かせない兜巾と言う被り物、
つまり元は山伏だぞと言うスタイルです。
もともと人間だった方ですので人間のお顔であるものもあります。
八千枚の護摩(八千本の護摩木を焚く)で迦楼羅身になったという。
飯縄様は結袈裟つけません。
もともとの神霊ですから、手足に蛇をまき、頭の上には宇賀神、白蛇がおります。
飯縄様は神道で言えばスメタルホノカミと言って一種のお稲荷さんですから宇賀神がなくてはなりません。
でもどっちともつかないお姿も実際は多いものです。
飯縄様は不動明王もしくは勝軍地蔵の化身、
秋葉様は聖観音様の化身です。