この方は施餓鬼供養を続けられました。
その功徳でご先祖様との結びつきを取り戻していったのです。
たとえ様々な事情でお墓参りができなくても、先祖供養を心がけると、それはきちんと通じているものです。
さぞご先祖様は喜んでいることでしょう。
ここから頂いたメール
大森義成 様
前略
埼玉県の○○○○でございます。
お施餓鬼供養では大変お世話になりました。
**以下は墓参時の様子です**
8月29日、本当に偶然?タイミングよく、家族四人でやっと東北の父方のお墓参りに行くことが叶いました。
主人も、私の子ども達二人も、生まれて初めて墓前にて膝を揃えて低頭合掌のご挨拶ができました。
絶縁しているので墓の位置も知らず行きましたが、なんと不思議ですが『この墓石にちがいない』と自然と足がとどまりました。
念のため、いちばん古いご先祖様のお名前と崩れていましたが家紋を照合するとやはり私の確信に間違いありませんでした。
残暑に照らされた墓石にお声かけながらお水を注ぐと、彫られた跡にうっすらとご先祖様のお名前が浮き上がりました。
お掃除をして線香を差し上げ合掌すると、万感の思いがこみ上げてしまいました。
すると風がない酷暑であったのに、周囲の家の卒塔婆だけが『カラカラカラ〰️』と優しい音を立てて一斉に拍手でもしているように揺れました。
『お宅のいちばん最後の娘がやっと来たね』とニコニコと言われているかのようでした。
家系は曾祖父の代で血筋は絶えていました。
あとは養女、養子で家名をつないでいたのかと、帰宅後に報告するとこれは実父も知らなかった事実でした。
現在も長女である姉が婿をとりましたが子どもはなく、結局は○○家は断絶となります。
義兄(姉婿)へ墓参りの無事を報告すると『本当にお疲れ様、ありがとう。先祖もきっと心から喜んでいるよ』
と労いの言葉をかけてもらいました。
その瞬間……泣きたいわけではないのに涙がこみ上げてきました。
その言葉は、まるで義兄の声を借りてご先祖様が私の魂に直接語りかけてくださったような響きがありました。
一男一女を連れて遠路遥々、顔を見せにきてくれて本当によくやった。お疲れ様だね。と。
お陰様で新幹線での駅移動でしたが、感染の不安もなく四人元気に帰ってこれました。
(普段から不要な外出は慎んでおります)
ここまでに至る長い道のりでしたが、見捨てず導いてくださった大森先生、たくさんの有縁のご神仏、同行の方々に感謝申し上げます。
今後は折々に東北へ墓参りをしたいと思っています。
秋季彼岸会のお知らせ
今日、彼岸菩提の種を蒔く日かな
お彼岸は先祖供養週間であり、私たちが仏道修行を心がける修行週間でもあります。
ご先祖と一緒に菩提の種をまき、功徳を積んでいくのです。
♦9月20日からの秋季彼岸会の申し込み締め切りは9月11日土曜日です。
詳細は下記リンクをご参照ください。