「せっちゃんが天国へ旅立ってからもうすぐ1年になります。この1年は本当に長かったですが、せっちゃんが誰からイジメを受けていたのか、死へ追いやったのは誰なのかすら未だに私たちにはわかりません。せっちゃんを追い詰めた人が憎いです」 2021年2月12日朝、山形県酒田市立第一中学校1年生だった石澤準奈（せつな）さん（13）が校舎4階から飛び降りて亡くなった。娘を追い詰めた人たちへの怒りを隠さないのは、準奈さんの父親だ。 ある日愛娘が突然いなくなり、後から判明したのは準奈さんがイジメを受けていたという事実。しかし一向に原因が究明されない事態に、準奈さんの両親は苦しみ続けている。
学校も警察も彼女を虐め殺した子供のことは一切口を閉ざす。それがこの国。
,このやりきれぬ気持ちはよくわかる。
「已作の罪はあえて伏蔵せず
未作の罪はあえてつくらじ」というのが仏教の教え。
虐めた人間が秘匿され罪の発露もなくして懺悔も更生もない。
未成年で未来があるから可哀そうだから隠すのがいいなどとは露ほども思わない。
それは非常に非人間的なことだといいきる。
子供だからこそしっかり懺悔して制裁を受けなくては何の学びもない。
未成年も成年も人だ。別な生き物ではない。
人の懺悔のありかたに変わりなどない。
もしも虐めた子供が罪を発露することで、その後の人生が世間に指弾されて大きくゆがんだとしてもそれは自業自得だ。隠蔽する理由になるとはいささかも思わない。
自分の名誉は自分で回復するように善行にに努めればいい。それだけだ。
