「さっそく 羽田先生こんばんは。群馬の○○です。
私ここのところ、ずっと体調が芳しくなく、特に今月に入ってからは、副鼻腔炎に悩まされてきました。受診してお薬も出していただいている(ロキソニン消炎解熱鎮痛薬)のですが、完治まではならずに今日に至りました。が本日朝は平熱だったのですが、身体がだるく発熱してしまいました。37.3℃。昼前に最高37.5℃になりました。かかりつけ医に電話しましたが、「ちょっと様子を見て、悪化したら明日また電話ください」とのことでした。
なので、市販されてる抗原検査キットを購入し、自分で検査したところ、結果は陰性でした。熱も徐々に下がり今は36.8℃です。
しかし、
熱がまたぶり返すかもしれない。
実は検査結果擬陰性で本当は陽性かもしれない。
そうなったら自分は感染2回目だ、
職場で何と言われるか…。自己管理ができてないと思われる。
などなど考えてしまい、とても不安です。
また、毎日勤行し、独部、三七、理趣分をあげ、自身の滅罪、健康、娘の病気平癒などを祈念しているのになぜ私は病気ばかり…とショックでした。
理趣分1000回を果たし、生意気ながらいつか他人に祈念できる僧侶になることを目指しておりましたので、その自分が病気でつまづいてばかりでショックでしたが、
ふと、
羽田先生は、
自分のことなんだから自分でもよく拝んでみなさいよ、と仰るだろうかなとなんとなく思いました。
そして、不安に怯えてた中、おかげさまで奮起する意欲が芽生えました。
勤行中はいつもより身体が火照り発汗し、これは熱が上がったかと思いましたが、行が終わりますと身体が軽く、熱も36.8℃に下がっておりました。
まだ予断は禁物でしょうが、少なくとも雑念だらけで漫然としていた毎日の勤行に改めて身が入った感じです。初心にかえった感じです。しっかり毎日の行を重ねていきたいと思います。
取り止めのない近況報告ですいません。これからもご指導賜りますようよろしくお願いいたします。
合掌。」
理趣分は大変あらたかなお経です。
私の師匠は「作法は簡単だが護摩祈祷一座焚くにも匹敵するような力があると思う」といっていました。
実際に浴油以外の日々のご祈祷はすべて理趣分中心だったようです。
上の行者さんの実例は「聖天信仰の手引き」にも著者の林家先生が理趣分読んで家族を解熱した例が出ておりますね。
密教を指導しないで理趣分1000遍を課すと中にはつまらない法と思ってか、それきり全然励まない人もいますが、そういう人は法縁がないとしかいいようがない。
まあ、やるもやらぬも自分お問題ですが法は授かったらしないといけません。
そういうものです。
1000遍といっても途中三回ほど伝授があり、素読から始まり最終形態はきちっとした御祈願になります。
九字も教えます。
世間の一般書にも出ているので勝手に結んでいる方もいますが伝授ものであり、比叡山では九字は回峰行者が300日終わらないと本来は教えなかったという重いものです。
法は丁寧にしないでぞんざいにすれば効かない。
般若心経だけでも唱えれば霊験がある。