葛城修行間近。
行というのは色々思いがけないことが起こる。
だが基本的にはそのすべてが自己責任と考えるのが行の世界だ。
基本的に個の世界だからだ。
歩けないならもう下山するしかない。
一時的に助けてもらいたいことは誰でもある。
だが基本的に歩けないはダメでしょう。
いろいろ過分に人に負担を掛けて最後までまで歩いてみても行をしたことにはならない。
それはそれでいいとしてもそういう方は翌年はもういかないことだ。
少なくともうちから行く人にはそうして頂く。
行は克己心と信仰が身上だ。
小学校のお遊戯や運動会ではないのだから、助け合い精神でお手々つないでダメな人もみんな一緒にゴールで拍手など修験の心ではない。
それは在家の信徒さんと行く「お山修行」の場合のことだ。