「自己こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか?
自己をよくととのえたならば、得難き主を得る。」ブッダ
煩悩を欲と考えてみよう。
食欲 睡眠欲 性欲 財産欲 名誉欲 の五欲
だとしたら煩悩は人間にとって最も大事だ!
食欲 睡眠欲 性欲は人間のみならず生き物としての大前提だ。財産欲 名誉欲もなくなれば社会は崩壊する。
勿論これらが周囲を傷つけバランスを失うことを戒めるのは人の道だ。
釈尊は「まことに良く整えられた自分こそ幸せの根源である」といわれた。
必要なことは欲望の根絶ではなく調整だ。
煩悩があればこそ腹は減る、飢えて死にたくないが当たり前だ。
それを神だ真理だとくだらぬ教義や洗脳で無視したらこういう結果になるのだ。
煩悩は断ってはダメです。断ったらまともな感覚はなくなるのだ。
煩悩則菩提!
その教えが正しいのか否かは知や理のような頭ではなく。自らの煩悩にこそ聞け。
煩悩を目の敵にする教えは貴方の敵だ。邪教だ。カルトだ。
むやみな煩悩苛めをしてもいいことなんぞ何もない。そんなのは人として偉くも凄くもない。
バカなだけだ。キリスト教的に言うなら五欲は神の賜物だ。
そのように作られているのだ。
欲を正しくしっかり持つ。それが大乗仏教だ。