金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

行者自身の祈り

師からは「行者は自分のことなど祈らないもの。祈らなくても修行に専念するなら守られているはずだ。」といわれてきた。

基本的にそうだと思う。

だが行者自身のための祈りも時に大事だ。

折に触れ自分の祈りがどのようものかを知らねばいけない。

自分の祈りさえつながらぬのに他者の祈りはつながるまい。

その意味で行者にも何らかの課題ができたり悩みが起きたりするのは良き修行のチャンスでもある。