ひとが安易に死を選択することは警戒するが・・・・
むしろ、この人にとっては死ぬのも最後の生き方だといえまいか。
考えてみれば日本古来の武士道では死に場所が人生の最も大事なところであった。
如何に死ぬかはいかに生きるかと同義だったのだと思う。
ここには大事なメッセージも含まれていると思う。
命は大事だ。すべての価値の大前提だ。
ではあっても、ただただひたすら命を長らえ温存することを第一にすることによって見失うものもあるかと思う。
死なない人も生き物いない。ならば万人に来るべき死もまた命の一つの姿なのではないのか。