今日は久しぶりに気功と太極拳でしばらくお世話になったi先生のお誘いでさる老師をお招きしての武術の錬功に行きました。
老師は御年83歳、禅僧で子供のころは朝鮮にいて病弱で病院暮らし、戦後は内地に引き上げ熊野の山中で不思議な老師について修行。
病魔を退け、その後、かの臨済宗の傑僧、大森曹玄師の弟子となり諸国遊行した人です。
いやはやこういうことは本当に久しぶりで運動不足がこたえました。
反省です。
でも貴重な機会でした。
それにもまして色々な貴重な法話も拝聴できました。
たとえば極楽はこの世にある。この世には空気、花も星も太陽も水でもなんでも人間に必要なも素敵なものがある。
そうですね。…
例えば「阿弥陀経」みたって結局極楽の有様はこの世の色々なもので彩られている。考えてみれば材料はこの世にあるものばかりです。
となると…そのおおもとのあるこの世こそ極楽ということになる。
武術についてもタダ強くなるという一点では人間はどうあがこうが近代兵器相手には勝てない。
対立相をなくすこと。それが大事。
まず自分の中で起きている喧嘩や争いを止めなさい。
外に喧嘩や争いはあるのじゃない。
武道というけど「道」というならそこを超えないと駄目。
技だけなら武芸というべき。芸事にすぎないと。
最後に老師に「人間の幸せって何でしょうね」とお聞きしたら即座に、生きていること。それ以外あれこれいらぬことを考えないこと!との事でした。「幸せとは?」などということ自体がいらぬ思案だそうです。
さすがです。
これは私の愚問でした。
一喝いただきました!合掌。