「猫的なあまりに猫的な」白取春彦 著

「猫の視点から見た人間観」というのはあくまでスタイルで、優れた哲学書だと思います。
私は白取先生はどういう方なのか存じ上げませんがこの内容は素晴らしいと思いました。お勧めします。
以下にほんの少し内容を披露します。
「人が本当に落ちてしまうと法律を倫理道徳にするようになるものだ。したがって彼らは、法に触れてさえいなければ罪ではないと言い張るのだ。」
…こういうバカいますね。利口ぶっている大バカ者です。
「とにかく怒らないことだ。たったそれだけで他人からは人格者とみなされる。女性からは優しい人だと見られる。怒らないだけで多くの人から慕われる。」
…知る人ぞ知る激怒型の私はなるほど…モテないのも道理だニャ!
「シチリアがすばらしいのはとりわけ風光明媚だからじゃない。いろんな国から海を渡ってきた人々、様々な宗教を持った人々がなかよく暮らし陽光と風の中で声を合わせてうたっているからなんだ。」
フ~ン、いったことないけど・・・いいとこのようですね。