金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

八幡様


最近、八幡さまの小厨子を人にあげたことから八幡宮の縁が開けて不思議な展開になりそうです。
昨日は八幡様の境内で古武術している方から武術関連で問い合わせメールいただきました。
もうかなり大昔10代の頃の武術の師についてのお話でした。

以前からもある八幡神社関連の方も時々見えてくださるし、実はなにかお知らせ頂いていて「早く気づかぬか‼」と催促されていたのかも・・・
とり合えず調べておりますが、八幡様は応身天皇さまということになってはいますが、これはかなり後になって言い出したことらしい。
私はどうも海の神様・転じて航海神だと思います。
八幡の幡は船幡だと思います。おそらく実用品としての「幡」は地上より海の上がルーツです。
弓矢八幡といいますが、昔の海上の船戦ではまずものをいうのは「火矢」でしょう。船を燃やしてしまうのが一番手っ取り早い勝利です。

半島に渡り三韓征伐をしたという神功皇后。その御子様が応神天皇
つまり航海神なので海を渡った方の子供に充てられたのでしょう。(三韓征伐は史実ではないです。半島にいた戦に強い女王の話の置き換えなのだとも聞きます。)

私の本山・三井寺は源氏の氏寺、八幡神は源氏の氏神です。
わたしの父方・九州高橋氏(大友氏配下の戦国武将でキリシタンの宗麟に対して大宰府天満宮と反キリスト教で相呼応、謀反に失敗して小倉に移された)は家紋は笹竜胆。これも源氏系です。

むかし、東京都の大田区池上公園のなかに「親子弁天」というのがありました。
文字どおり、童子一人を連れた不思議な弁天様でした。普通は15童子だけどね・・・。
そこを駒形さんという、異様に色の白い小奇麗なおばばさまが管理されていた。
丁度、宇賀神様みたいな方でした。

その弁天堂が縁になって林天朗先生の金剛経の講義を受けに言っていたころ、同じ弁天堂によく来て居た自称霊能者のおばあさんに「あんた、あんたは源頼朝の三番目の息子の生まれ変わりだよ。」なんていわれました。
当時からそんなのは全然信じていないのだけど・・・でも、源氏にかかわる「なにか」はこの霊能者にはみえていたのかもしれません。

でもね、この方、ほかのご婦人にも「あんたは有馬の怪猫の生まれ変わり」なんて言って怒らせたそうです。
実は「有馬怪猫伝」は「岡崎」、「鍋島」と並んで三大化け猫伝ですが久留米藩のお家騒動をもとにした創作物語なんですけどね。

この霊能者の方はご存じなかったと見えます。(笑)