金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

業が尽きれば・・・

猫ちゃんが動けなくなってしまったので拝んでくださいというメールが来ました。
お写真ではスコティシュフォールドという耳の折れた猫ちゃん。
お話の段階でうずくまっている赤猫ちゃんがヴィジョン出てきました。
お写真見たらやはりそうでした。
折から護摩を焚くので一緒の御祈祷して馬頭様のご祈願も加えましたが…

午後に急に亡くなったとメールが来ました。

どうも脳内出血の様です。人間でいう脳溢血でしょうか。
16歳という高齢猫ちゃんですが別れはいつまでもつらいものです。
まあ、でも獣医さんに行ったら安楽死を勧められるかななどと言われていたので相当ひどい様子だったらしいです
スコちゃんは骨の変形が多くて動きが悪くなるのはよくあることなので当初はよくあることと思っていましたが・・・耳が折れてるのも耳の骨がないからなんです。当然ほかの骨にも異常が出ることも多々ある。

まあ、でも人間の場合でも寝たきりになる人が拝んだとたんに早く亡くなるのは祈祷ではよくあることです。これを早めの祈祷という。
業が消えるのでもう無駄に苦しむために生きることがなくなるので亡くなるのだと教えられました。

私も実はこの猫ちゃんもそうだったのかもしれない。当の猫ちゃんは死んでしまいましたし、その上勝手な考えでまことに恐縮で申し訳ない話ですが、拝ませていただいてて無駄ではなく、・・・やはり、苦しむこと少なく旅立たれてそこだけはよかったと思っております。

死なない猫も人もいません。でも安楽死なんか選択するのはとってもつらいですから・・・