宿曜道についての質問の電話を頂いた。
「本に出でてないんですけど・・・」ということで話を聞いたが結構高度なことでした。
「本に出でてないことはそれでおわりですよ。それ以上は講義などでしか伝授していません。電話では教えたりしません。お尋ねの件も同様です。」
「じゃあその講義を私も受けたいのですが?」
「研究会員の僧侶にしか中伝以上は教えていません。私はこの法は本来密教の僧侶が使うべき法と思ってますので。」
「え、お坊さんだけですか?それってひどくないですか?一般の人はどうすればいいの?」
ハッキリ言う方だな・・・でもハッキリ言う方は嫌いじゃない。
何故ならこっちもハッキリ言えるので。
「そうですか?ひどいとは思いませんね。本来密教でしか教えないものの一端をあえて一般公開しているんですから。この上すべて一般に公開する気などさらさらない。」
「・・・でもそれじゃ悩みに行き詰ります。」
「悩みがあればこの術をしているお坊さんを探して相談すればいいでしょう。残念ながらその地方に支部はないけど・・・鑑定やっている人はいるかも。
これで鑑定したいという人には私は公開している以上かってに鑑定しても構わないと言っていますから全国にいますよ。ただしそういう方の鑑定結果の責任までは知りませんよ。
そもそも、あなたのその質問と悩みの相談は別レベルです。おなかが痛いとので診察して欲しいというのと内科の医学的知識を教えてほしいというのは全く別でしょ。」
と言ったら分かってもらえたようだ。
とはいえ初伝までは一般の方にも伝授しているお寺はあるんです。
さいたまの上願寺(天台寺門宗)と京都伏見区の観音寺さん(真言宗)です。
興味のある人はブログの「尊星王流」の文庫から