金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

方除け祈祷が効く条件

「羽田先生。○○です。

父の事ですが、紙おむつを卒業しまして普通の下着を履けるようになりました。自ら歩って用を足しに行ける様になったということです!
リハビリがてら病棟内を散歩までしてるそうです!

もちろん心臓自体の治療をしたわけではありませんから、予断は禁物ですが、それにしても驚きを隠せません。緊急搬送されてまだ一週間ですから。

まずは2週間は集中治療室のベッドで酸素マスク着用。動いたら危険だから、動きたいとわがまま言って看護師の言うこと聞かないようなら拘束することもあります、と言われましたのに。歩って退院できる可能性は1%、それより危篤になったら延命治療するのか、チューブを外すのか、決めておいてください。と言われてましたのに。
4日目で一般病室移動で、本日のこの様子です。
羽田先生、本当にありがとうございます!合掌。」

 

この講員様のお父様が心臓で倒れて当初南に入院と聞き、「万事休す!」と思いましたが、ぎりぎりで東南でした。

よかった!

12月の南は歳破月破の合重で悪いが上に悪い方位です。

 

f:id:konjichoin:20201231072511p:plain

これがなければ祈っても虚しいところでした。

こういうと方位除けすればいいのじゃないかと思うでしょうがそういう問題とは別な問題が方位にはあるのです。

どういうことか?というと凶方に入院する人は単に治癒が困難なのでは無く、もう人生が「おしまいの時」に来ていると言う判断をしなくてはならないからです。

無論、これは後期高齢者や重篤の場合です。

高齢者の場合、初めは重篤でなくても必ずそうなります。

この方の場合は外れているので今回はとりあえず祈祷が届く状態と判断しました。

方除けが効果を発揮する前提には健常者の移転でなければなりません。