たまにメールで人生の不遇を訴えてくる人がいるが開運したいと思うならば随喜することである。
これを繰り返して習慣にすると自然に良い変化が訪れる。
もちろん地道に続けていく必要があるがお金は全く要らない。
人の悪いところや自分の悪いところばかり見てると何事もうまくいかない。
なぜならば心と環境は表裏一体だからだ。
それを改める強烈な修行が随喜である。
金光明経の滅業障品には、私たちが大乗仏教の修行を行えなくても、日常の中で手を合わせて、心から他の方が行う布施や持戒などの善根功徳行に随喜すると念じれば、福を得ること限りなしと説いている。
金光明経だけではなく様々な大乗経典は随喜を重要視している。
真言宗でも修法をする時必ず唱える五悔にも随喜が入っている。
随喜はそれに付きしたがって喜ぶこと。
簡単そうだが意外とできない。
そこで日々心がけが必要。
それは、日常生活で人の良いところを見ようと心がけると、随喜がやりやすくなる。
ほんのちょっとでも人の良いところを見つければ、自分の中に本来ある同じ良いものが現れてくる。
そうすればしめたもので次第次第に周りに良い影響を及ぼすことになる。
いきなり苦手な人の良いところ探しは難易度が高いので、自分から距離のある人からはじめる。
すぐできる随喜の実践として、テレビやネット、新聞などで良いところ探しを心がける。
すると自分の中にある良いものが現れてくる。