最近はこのあたりも開けてきたためか、以前に比べて見る度合いは減ったが梅雨から盛夏にかけてムカデが家の中に上がってくる。
その意味では今年はもうシーズンオフです。
特に二階の私がいた部屋は通算20匹くらい来る。
私は幸い刺されたことはほとんどない。一度、1.5センチくらいのに刺されたが痛痒かった。
だが大きいのに刺されれば医者の痛み止め・ロキソニンでもいたみが止まらず腕がしびれたようになる。
家の人間は私以外は皆そういう一度はそういう目に合った。
当時は布団を敷いて畳の上で寝ていたが、しまいには気配がするだけで目が醒めるようになり、枕もとの小刀で一刀両断にしていたが・・・そんなことももちろんイヤであった。
昼間見つけたらつかまえて外に逃がしたりもしたがキリがない。
夜まっすぐこちらにやってくる。その畳の上を歩く音で起きるのである。
大概面白いことに夫婦ムカデと言って二匹いる。
猫たちはこれを上手に処理してやっつける。本能なのだろう。刺された猫はいないようだ。
そんなことをぼやいていたら、千葉のK師がまだ比叡山にいたころで、「毘沙門堂門跡のムカデ除け」のお札をくれた。
伝統的なものでムカデの牛黄寶印のようなものだ。あけて見たことはないがそんな感じに見える。
なんと、これでほとんど来なくなった。
ムカデは毘沙門さまの眷属だから、これも毘沙門天の威光なのであろうか。
若しムカデに困る方があればお勧めする。
もう何十年もお祀りしているがムカデが出ないし、出ても刺されない。