金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

葬式は大事な線引き

昨日は弟子の父君のお通夜でした。
私は聖天行者で葬儀には関われない(法事や施餓鬼はしています)ので代わりに別な弟子に頼んでやってもらった。参列はしました。
でもやはり御葬儀はキッチリすべきだなあと思う。
ハッキリ言って今まで見てきて葬儀もろくにしないよう家は家の態をなしていない。家の恥です。
お金の多寡にかかわらず故人をしっかり見送るのは大事ですね。
何より大事なのは線引き。
それであの世とこの世の線引きができる。線引きができていない家は霊的にうまくいかない。
そういう家の相談には問題が多い。親子問題、結婚がうまくいかないなど・・・
それには葬儀をまずきちんとしていないならやり直さないとダメだと思いますね。
直葬じゃいけないのなんての?は話にならない。相談以前だわ。
私、サービス業じゃないんで仏教の立場を聞かれれば言いにくいことも平気で言います。
坊さんはそれが役目と思っていますので。
ご希望次第でいかようにも葬儀をしますなんてのは葬儀屋さんはそれでいいだろうけど、仏教者としてはそれはないね。
例えば戒名抜きでなんていう葬儀を受ける人間は一門から追放です。
天台の葬儀は基本は授戒ですので、そんなこともしらない人は住職でもなければ宗門にいる必要ないからね。
少なくともうちの門下では認めない。
門下には葬儀屋に登録してる住職もいますが天台系のいまだ菩提寺のない方でそれも寺門でオーケーという以外は受けさせません。