自粛・自粛と言い、飲食店も時短を延長しながら、その街中を聖火リレーの選手が走り、街道に人は出てくる。
リスクの無きよう色々と政府はお考えとは思うが、この非常時に海外から客も来ない、国によっては選手すらも来ないかもしれない「世界の祭典」をやるのはいかなる意味があるのか。
やらないでもいいお祭りをしながら、「集まるな！」「自粛せよ！」「さっさと家に帰れ」「用のない人は出てくるな」と毎日連発するのはあまりに滑稽だ。
オリンピック観戦もおこなうそうだから、そこは「不急不用ではない大事」と見える。
こんな有様で国民にコロナ慣れで危機感が希薄だというのが聞いて呆れる。
橋本会長にこのコロナ禍でオリンピックの意味を松岡修造氏が尋ねる場面も放映されていたが橋本会長は答えられるわけはない。
答えははじめからオリンピックはコロナへの勝利みたいなバカげたアピールを繰り返すのみ。聴くだけ無駄だし、聴くのは酷でもあるとすら思う。
この有様、南洋の前線も陥ちた。硫黄島、沖縄も陥ちた。それでも「転進日本！」を叫ぶ大本営のようだ。
