色々な葬儀に出て思うのは葬儀は宗教行事。
その家の宗教で行う。
物の本には例えば「キリスト教の葬儀なら数珠は身につけていかないように」とか書いてある。
だが自分の宗教を相手方にあわす必要はないと思う。
そんなバカなこと言うのは日本人だけだ。
アメリカで仏式の葬式をしておそらく数珠などは誰も持ってこない。
ほとんどがクリスチャンだからだ。
少なくとも僧侶である私が数珠を持たないで死を悼み、異教の式典にでることはおかしい。
だが、場違いな格好で葬儀に行くのも失礼だと思う。
だから仏教ならまだしも異教の葬儀はいかないことにしている。
それが一番良いと思っている。
香典は香典で統一している。
お別れ会というのは最近多い。それは誰でも生前に故人と親しいなら行かれるのでとても良い。
宗教がどうでも関係ないからだ。
誰彼構わず故人を忍ぶならそっちだろう。
お別れ会と葬儀は全然違う。
コロナ以降葬儀は有名人でも小人数の族葬が圧倒的だ。
お別れ会なら費用も部屋代、遺影に御花くらいでお納まる。
典礼業者から高い祭壇など借りる必要はない。