釈尊の仏弟子への在り方を見てみると、褒める時は人物を褒めている。
そこは徹底している。
「舎利仏と目連は実にすばらしい!」などと言っている。
一方で阿那律は説法中に居眠りをしてそこ行為は叱られたが「阿那律はダメな奴だ」とは言っていない。「居眠り」をお叱りになったのみだ。
それで阿那律は眠りを制して天眼通を得た。
「人」を褒め、「行為」を叱る。
これが徹底している。
この行為を叱り人を責めないあり方だからこそ、過去に大きなあやまちのあるアングリマーラもお釈迦様についていかれたのだ。
リーダーには大変大事なことだ。